綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

昼のミントティの香りに負けず爽やかに呼気を廻らせる、夜半の窓の風

近所の方に、例年のように枇杷を頂いた。無農薬栽培の農家直送で、袋をかけたまま箱にいっぱい入っている。ちょうどスーパーで買った小さめの枇杷も家にあったものの、比べてみると、大きさも瑞々しさも全く桁違いなのが良く分かった。単にそちらのほうが「甘い」、というよりも、味、水分の組み合わさりようがまろやかで、「丁寧に作られた感じ」がするのだ。
家のあちこちに花を足し引きして活けなおしたり、掃除したりして、ちょっと清々しい気持ち。まだまだ他にも片付けるべき所だらけだけれど、炊事洗濯の合間にはインターネットで、気に入った石屋さんの刻々と更新されるセールを覗いたりして過ごす。
それでも何とか、期日が迫る翻訳が捗って嬉しい。ある程度連続して集中できる時間を何度か作れることが大きいが、久々に書見台を引っ張り出してみると予想以上に楽だったのも助けになった筈。
朝から就寝時まで、折々に気分転換を兼ね、何度かに分けて体操をした。呼吸によって胸郭を緩めるパターンを追加したけれど、要領自体は、まだ比較的、飲み込みやすい。ただし一連の手順が統合性をもって滑らかになるまでには、かなりの意識と練習が必要になりそう。
法律のテキスト少々。
その後ふと思いついてWebで検索したら、子どもの頃、特に好きなロックバンド(そしてそれ以上の存在)だったBauhausの映像や、Peter Murphyが、何年もCDを聴いていないうちに形は変えつつも、昔と変わらず、遠い世界に突き抜けるような独特の深い声に円熟味を加えて歌っている曲を見つけて、釘付けになって夜更かししてしまった。