綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

2008-01-01から1年間の記事一覧

黒ずみささくれ立った指先の引っ掛かりを、大根を滑らかに膾切りする感触で忘れていく

日中から夜まで、仕事の手伝いとお正月準備の買物。帰宅後は簡単な掃除と炊事(年越し蕎麦と、今回は省力化したおせち料理―ただし家族用の他、自分用のヴィーガン版を別に作った)。その間に年が明けてこの時間。家族の生活パターンに合わせると、立春を「正…

商店街と住宅街、年と年のあわいで数種の何かを煮炊きする一鍋の、醤油が少し焦げた匂い

タンブルを入れたお白湯持参で仕事の手伝いへ。合間に年始準備の買物。夕方には一時朦朧として暫く休憩。夜、昨日より遅い帰宅、夕食。 それでもどうにか、翻訳を紙の上で20分。自動翻訳に関する記述に納得しながら。 法学はDVDを30分観てみた(後半、集中力…

友人がくれた白い麦の穂型のパンが歯にあたる瞬間のやわらかな粉っぽさ、そして塩気

本を持って出たが、病院受診や仕事の合間には一切見る時間なし。夜遅く帰宅すると既に寒さと疲れで眠くなっている。炊事(差し入れ夜食用も)、入浴したのが、まるでとても久しぶりの行為に感じる。なんとか目標開始。明日はもっと忙しい。 翻訳20分、紙の上…

静まった部屋で音読する自分の小声が、1、2メートル向こうから聞こえてくる睡眠の淵―"Consider this and in our time”

半ば屋外で一日中過ごす仕事が終わって帰宅し、久々に、自分で作りたての料理を温かいうちにその場で口にする食事をした気がする。 翻訳は紙の上で、辞書を使った語彙確認の続きをしたり、まだ訳していない先の箇所を日本語に置き換えないまま読んだり。敢え…

続き。翻訳は、これまで多少まとまった分量を荒く訳してきたので検証。PC入力しながら、昨日調べた語彙を補足したり、必要に応じて別の辞書も確認して、前後の文章の流れを整えた。30分弱。 詩はまた自習本に帰ると、文体、「口調」の多様性を探る演習が面白…

歯科治療用接着剤は見えないままに緑と黄色の味

昨日は深夜帰宅後、翻訳の続き。これまで訳したうち語彙選択に迷っていた幾つかの単語を辞書で確認し、新しいパラグラフへも進む。30分弱。その間、室内で外着の分厚いキルティングジャケットを着て寒がっていたら、紅茶を入れた蓋付サーモマグを引っ掛けて…

脂気がないヴィーガン・キムチチゲの、舌をちぢこませる酸味

事務所では業務納めと、関係団体や地域の方との忘年交流会を終える。明日は大掃除と仕事のフォロー少々のため出勤するが、ひとまずは区切り。 早朝に時間を作らなかったのは惜しい。身体的な波のせいにすべきではないだろう。帰宅したら深夜、家人の仕事の様…

シナモン、カルダモンのお茶が前に、墨の香煙が右にある深夜―安逸も厳粛も机上架上

10分ほど乗車する電車内で、昨日からバッグに入れている詩作自習本をぱっと開いたところが、明晰かつ具体的に書くこと、クリシェに使われず使いこなすこと、読み上げてみて語感からそれらをチェックすること(時にノイズを使いこなすこと)などに関する一節…

ガリシア産白ワインは厚いガラスコップの縁から黄ばんだ地図の東や南へも横断していく

翻訳を事務所仕事の後で20分強。6パラグラフほど、大まかに進める。電車の中で10分強、かなり以前から思い出したように手にするMatthew Sweeney&John Hartley Williams共著の詩作自習本を「復習」。サッカーを見たことがない人がサッカー選手になれないよう…

陶器の白い曲線を伝って突如立ち上がる、3日前の林檎のぬるい匂い

日中は家事や自室の片付けなど。不要の書類を処分しながら、書棚の他に窓辺にも花を活け足す。ペースが落ちてきた夜になって、目標に取り掛かる。 翻訳は、昨日手書きしていた部分をチェックしながら、新たに3パラグラフほども加えてPC入力。20分を少し超え…

窓辺に活けた淡いピンクのチューリップの花弁が、冬の朝の透過光を差し出してくれる

起床後すぐ、背山登山はせずに翻訳に取り掛かる。アメリカ翻訳者協会発行の小冊子「翻訳―よい結果を得るために」(英日)を約3パラグラフ。 続いて、今年勉強する「決意(つもり)」が「多忙」という言い訳に流されて今に至った法律学習教材へ。まず、ガイ…

12月22日(月)〜3月22日(日)、91日間(13週間)の計画

これまでの1年以上に匹敵する前進を可能にするために1日に20分、翻訳をすること。 最低30分、法律の勉強をすること。 10分は、詩を読むこと。そして1日のうちで、五感に最も残った印象を書き留めること。