綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

どこまでも歩いていけそうな、晴れた木陰の坂道。テントだけが残っている、廃止されたバス停

翻訳はチェック確定を一区切り分、日課どおりに。
仕事に関係する分野のセミナー偵察のため、遠出。待ち時間や、長めの移動の間に、法律テキストを読む。でもあまりに時間が細切れすぎると、頭に入りにくい。

朝、親戚からの電話―百歳を超える祖母が、誰も何も言わないのに、遠方の曾孫が入学する年だと覚えていて御祝を贈るのを考えている話。夜、友人からの電話―彼と御家族の身の上の、切ない告白。電話を切ってから、心の奥底から祈ったのは、久しぶりな気がする。

いまひとつ、目鼻や頭がすっきりしないせいか、詩もしっかり読み込むにくいのだけれど。後になって、入沢康夫(「犬の顔をした小娘への恋唄」)を読むと、さまざまな今日の話や、これまでの記憶や想像が、小さな断片になって重ねあわされ、哀しく、でも力強く美しい光景が思い浮かんだ。