綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

日傘をうつぶせにしたように丸く水平に広がった蜘蛛の巣が、陽に輝き、風にふんわりと揺られる―傍を飛んでいく一頭のアゲハチョウ

よく眠れないままに朝になった。もう空が白んでいたので「ついで」とばかり、お湯を沸かして「水」を入れた梅醤番茶を頂き、洗面所の掃除と簡単な身繕いの後、窓のシャッターを開けると朝日が昇ってきたのに後押しされるように、思いついて久々に近所の山に散歩へ行く。谷のほうでガマガエルが鳴き、そちらに沢があったのを小学生の頃に見た、うっすらとした記憶を思い出した。鳥が見えないほど、木々の葉が鬱蒼としてきて、自然に咲いたり植えられたりした花の種類も多い。お、久しぶりだねと、登山会の会長さんに声を掛けられたので、夏バテ気味でしたけれど、もう暦では秋になったのではっとして、また頑張ろうと思いました、と答える。確かにそのとおりで、山道の掲示板で、夏の集中登山が先月半ばから始まっていたのさえようやく知ったし、今からでは毎日登ったところで賞状も記念品もないけれど、また自分の為に続ければいい。お気に入りだった、海や市街が見える開けた場所で、太陽に向かって体操をしてから山を下る。
帰宅して玄関の掃除。家族が多忙な時期で家にいられないので頼まれた、母方の祖母宅の仏壇や居間の掃除。
シャワーを浴びながら体操とマッサージをして、軽装とはいえ外出用に身繕いして、歯科へ。衛生士さんのチェックとクリーニングで「矯正装置をつけていた頃より、どんどん改善されている」と言ってもらって一安心しつつ、自分では、最近また歯並びが崩れそうなので少なくとも姿勢に気をつけるように尚更努めようと改めて気を引き締めた。
その後すぐ、友人からの電話で、陽射しの強さに合わせて提案してくれた南インド料理のランチを一緒に摂って直ぐに解散し、移動しながら仕事関係のEメールに返答し、デパートや市場・青果店果物店でお盆用供物などの買物、洗い物や夕食の調理、翌日の精進料理用の昆布だしや干椎茸水戻しの仕込み―と、深夜までに雑用があれこれ片付く。
勉強をするには眠すぎて頭も体も動かないので、翌日まわし。もう少しずつでも、体力や気力、用事をさばく能力を高めていきたい。