綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

後ほど

体操、マッサージ。「美味」水を入れた梅醤番茶
今年も昨年のように、毎夏のイベントがお盆の最終日にかかってしまったので準備も参加も難しいと思っていたが、ひととおり家事をして、昼近くになってから集中していると、声のためのテクストを書きあげることができた。常連の先輩達が急な体調上の問題や救援ボランティアで欠席になった分、開始時間には間に合わなくても、少しでもその「場」に貢献したいと思い、昨日翻訳した短い詩と一緒に持っていくことにした。
その前に、仕事の問い合わせ電話の応対が急に入って思いがけず小一時間かかった。早々に分担の家庭祭祀も済ませねばならず、二軒分のお盆のお供えを下げて「お土産包み」にし、精霊送りの会場を訪れる。祖母のように御詠歌を上げることはできないが、ただじっと祈る。垂直的に恩恵を受ける為ではなく、私がここにいる一瞬に至るまで、私が生まれるまでに至る身体や心への繋がりを積み上げてきてくれた人たち、山や谷あれ何とか育ててくれた人たち、こうして概ね平和に暮らせる場を築いてくれた人たちの存在や、そのありがたさ、せっかく受け取った機会を無駄にせずに自分が展開していくべきことがあるのを想う為に。
蝋燭と線香の熱と煙が立ち込める場を出て、「お守り」のヒマラヤ水晶原石のペンダントを下げ、テクストを身体と声を通じて滑らかに活かすこと、鋭敏で豊かなことばの場を創ることをイメージしながら、イベントの会場に到着すると、知らない間に決まっていた香盤表の私の出番に、ちょうど間に合う時刻だった。