綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

手頃なシャンパンの(料理を選ばない)直裁的な葡萄の風味と、上等なスプマンテの(野菜を選ぶ)偏屈な奥行きと

奇妙な一日。
そこここで友人たちと、命や社会の再生のことも、それよりずっと他愛ない、料理や猫、映画のことも長々と語り合っていた。(今になって、山への午後の散策途中に見た、柿の木を賑やかにして一羽、二羽と枝で並んだり入れ替わったりするメジロも連想する。)心づくしの言葉でいっぱいのメールボックスを間違って消去してしまい、新しく作り直した途端に今日の第一信が届いた。時間を掛けた真摯な一鍋料理をふるまわれ、急ごしらえで陽気な数種の料理を用意した。ブレスレットの糸が切れて石のビーズがバラバラになり、新しい腕時計がやってきた。
法律テキスト、翻訳、詩は、ほんの少し。そんな申し訳程度の進み方は終わりにして、新しくなったつもりで、前へ進んでいくべきなのに。