綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

自分のかたちで自分ではないマウスピースが、つるつる圧着

法律の講義音声1時間半分を聴いていたが、そのうち眠ってしまった。一日中めずらしいことに五感を働かせていたり、長らくの歯科治療が今日で節目になって疲れたのか、講義を聴きながら横になっていたので、次からそんなことがあれば、テキストも見ながら聴くほうが刺激になって起きていられるように思う。
起き出して翻訳の仮訳パソコン入力を最後の部分まで完了。今度からは語彙や表現の選択を詰めていくことになる。
詩の自習本に引用してある、比較的新しい筈の作品があくまでも具象的な立ち位置から出発してそこへ戻るのを見ていて、前々から気になっていることだけれど、どちらが良い悪いというのではなく、日本の同時代の作品との違いをつくづく意識させられる。

今朝は、いつも見かける鳥をもっと知りたくて、広々した日本庭園での野鳥観察会に行った。鳥の声を聞き姿を見かけてすぐに双眼鏡で追うのは、けっこう難しい。でも後で近所の山に登ってみると、それほど意識しているつもりはないのに、木々の間の鳥が昨日までよりも目に入りやすく、何より頭上の声の方向や距離感、景色全体まで、鮮明さを増した気がした。
自分のなかに、ちょっとした新しい「回路」ができたからだろう。課題の勉強をするのも、いくつもの小さい「回路」を開いて磨き、育てていく過程だと思う。