綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

箱から出たばかりの太芯の鉛筆が、ふたり地勢図を交互に書く白紙を、小雨の川やハイボールより軟らかに逡巡なく埋めていく

美術館で、新国誠一のコンクリートポエムを「観た」。(作品がパネルに仕立てられて壁に飾られたというそれだけで、「読んだ」という表現に違和感が出てくる、「美術」と「文学」の境[を普段は意識しないほど「あたりまえ」として内在化してしまっている自分のありようの意外さを]、今になって考えさせられる。)そして作品朗読の音声も聴いた。文字・音から「意味」を抽出したり、各々をすり替えたり、重ね合わせたりして、言葉が解き放たれていく場の美しさ、光。
そこへ移動する間、法律のテキストを読んだ。
翻訳は仮眠後、語調で気になった部分の統一をした。