せっせと働く燕の丸い頭が、商店街アーケードの下、古巣の縁からのぞく

午前中は仕事を休んで病院で確認の検査。呆れるほど劇的に、「治っている」。これからますます、日常の基本での、些細で不要な我慢は、できるだけ排除していこうと思った。
体調を心配してくれていた友人たちに報告メールを送り、早く帰宅して家族に夕食でも作りたいと書いていたら、思いがけず仕事場の全員が定時に退出することになって、自分でも驚いた。お蔭で帰路、夜遅くまで開いているスーパーマーケットではなく、市場の個人商店で買い物し、蕗をアク抜きして煮付けたり（今日の葉は新鮮でなかったので料理せず）、その間に他の料理も作り、豆腐店の湯葉豆腐を食卓に出したりできた。それにメールに書いたとおり、勉強の時間もたっぷりある―筈だが、こちらはなかなかスタートできない。テキストを目の前にしているのに、夜もかなり更けて、やっと少し読めるようになった。
同じメールに、また早朝に山を散歩してみたいことや、将来行きたい所も書いていたのだけれど、何にしろ自分で遮らないよう、気構えを確かにしておきたい。