綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

丸く引き締まったタンカンに爪を立てる夕方、薄明かりの室内に目の覚める香りの通り道

空がよく晴れると、気持ちがいい。
仕事の分量が手に負えないと思っても、ひとつずつやっていくしかないし、それで予定通り片付いたことも結構あった。
お弁当作りは時間が無く、白米ご飯だけを持って出て、おかずはナムル盛り合わせやごぼうコチュジャン和えを、仕事場の近くで調達。最近、このパターンが増えている。「お店で売っているお惣菜で、食べられるものがある」のを発見して以来、体調や時間に余裕がないピンチの時は大助かりだし、それはそれで美味しいけれど、早めに起きて一人で静かに、湯気の音や油のはぜる音、包丁が入る野菜の音などを聞きながら料理する時間の充実も、大切だろうと思う。
帰宅は、やや遅め。先に帰ってきた家族と食事し、後の家族を待つ間、久しぶりに硬いフロアリングの床に寝そべって、背中や腰を伸ばしてみる。あとは法律テキストを少し開いたり、講義DVDの音声抽出をして「ながら勉強」に備えたり。
お気に入りのアクアマリン原石を床に落としてしまった。拾い上げて、眠る間あれこれ考えながら手に持っていたけれど、起きてみると、何だか色が薄くなっている気がする。暫くの間、「休んでもらう」ことにして、いつもの窓辺ではなく、書棚に活けた淡いピンクに緑のグラデーションの薔薇「ダンシングクイーン」の前に、小さいヒマラヤ水晶と一緒に置く。