綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

銀色のブラインドに淡く映る、ひまわり二輪の黄色

肌寒い日。レインコートを着て出掛ける。
仕事は込み入っていたり、単に手間が必要だったり、数も多かったりで、仕事場での英語レッスンにさえ出られず情けない。(休日も仕事が続いて家族を手伝う時間も削られているし、もっと自在に言語ができるようになって本格的に友人の役に立てないものかと思って直ぐ後だから、尚更。)体調からしても、何とか一日過ごせたのが不思議。本当に心の内も落ち着いて、すべきことの全体を明晰に俯瞰して拘りなくこなせたら、もっとよいのだけれど。
夜も更けて帰宅すると、思いがけず、金時鐘氏のイベント案内チラシが届いていた。ほっとする気持ち―おそらくは、詩や音楽や舞が世界に在ること、そこに僅かであれ繋がっていることによって。そして、「ここより遠く よりこのここに近く」という中間地に在る気分は、彼ほど故国と異郷の間にある痛みを持たない私にとって鍵穴のようにぴたりと身に添うものではないけれど、それでも読み返すほどに染み入ってくる。
せめて法律のテキストぐらい、ちょっとでも読まないと、自分の意志で立っているとは言えなくなる。眠る前にひと踏ん張り。友人に頼まれた、論考要約の翻訳はまた1つできた。窓辺に並べた色とりどりの石でも眺めながら、呼吸も整えてみよう。簡単な身体メンテナンスも。