綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

後ほど。

雨かと思えば晴れ、夜には急な豪雨の一日。
明け方に何度か目が覚めてはまた眠ったので、珍しく夢を覚えていた。
骨格の構造を意識したり、身体を緩めたりする幾つかの日課―体操やマッサージをする、ルチルクォーツやローズクォーツを浸したお白湯を飲む、歩く時や座っている時の姿勢の意識など。
仕事は比較的穏やかに進む。遅めの昼食時、別件で仕事場を訪ねてくれた友人に、夏の朗読イベントに対する思いを相談をしたり、近づいてきたシンポジウムの手伝いについて打ち合わせ(今日はお弁当ではなく、近所で韓国料理のお惣菜を調達してきた―牛蒡のコチュジャン和え、もやし・小松菜・ぜんまい・大根のナムル、荒びき黒胡椒少々が効いた野菜チャプチェと、白米ご飯)。
夜、法律テキストを少し開く。
夕食をきちんと摂る気分や体調でないまま、TV放送していた『プロデューサーズ』が意地悪で馬鹿馬鹿しく、かつ王道なミュージカル映画だと弟に説明した手前、自分でも(最近ではとても珍しく)暫く一緒に観たが、以前に劇場で観た時よりも「キッチュでシニカルな仕掛けの、『お約束ごと』の面白さ」が減退してしまい、それよりは「日常に埋没していた冴えない主人公が、夢だった世界へ飛躍・冒険する」「愛、友情、仕事の成功=ハッピーエンド」という、更に根本の、「神話」として典型的な構造が目に付く。
深夜、地元の商店街に渡そうとイベントチケットデザインのデータを整理していて見つけた文書データで、一昨年、昨年、今年と、それでも何とか詩らしきものを書きかけて入力していたのを思い出し、何かの啓示のようでちょっとショックを受ける。あるものは「過去の、既に今の自分のものでない言葉や美意識」で、そこから脱却すべきことを示唆しているかもしれず、あるものは「更に深めるべき糸口」であって、投げ出さないよう試しているかもしれない。見極めが必要。