綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

翡翠ならぬ、むき枝豆こそ色鮮やかな昼下がり

体操。軽いマッサージ。持ち歩くお白湯には今日もローズクォーツとルチルクォーツを入れて、ローズウォーターも少々。お弁当は、食堂と台所を片付けながら30分ほどで準備。白米を炊飯器の高速モードで炊いて、塩茹でして莢から出した枝豆を混ぜた「枝豆ご飯」を作る。おかずは、かぼちゃ、茄子、トマト、玉ねぎ、人参、キャベツ、オクラなど、ありあわせの野菜でラタトゥイユ風。
仕事は、急ぎの依頼にうまく応えられるか気掛かりだったが、何とかすべて準備が整って一安心。
家族の誕生日なので、プレゼントにお洒落な感じのソックスを選んで早々に帰宅し、皆の横でお祝いできるよう、夕食のおかずを作る前にまず豆乳羹を仕込んで、青い切子のきれいなガラスボウルに流し入れ、キウイのスライスやサクランボでデコレーションして冷やしておいた。甘みは、味醂糟(甘酒の代用)をお湯少々でふやかしてすり鉢ですり、濾したものと米飴少々、トッピングした果物だけ。ところが私以外は、家業の事務所でバースデイ・ケーキを食べたらしい。別に市販の生クリームや卵、砂糖たっぷりのケーキを見ても「食べたいのを我慢する」わけではないし、見た目の色鮮やかさや、一緒にお祝いすることこそ楽しみたいのに、妙に気を使われてしまって唖然とした。ただ、豆乳羹は「砂糖もなしで厳しいんじゃないかと思ったけれど、意外に濃厚で大丈夫」と家族に評された。今回は初めて作るくせにレシピも無しでやってみたので、とにかく早く豆乳を使いきるのに沢山いれようとしたり確実に固めようとした結果、固めの濃い食感になったが、豆乳を入れるタイミングや寒天の分量を工夫すれば、「ふるふる」とした柔らかなゼリー状のデザートにもできると思う。
翻訳学の読書と法律テキストにも、もっと本腰を入れないと!
ただ、深夜に偶然TVで見つけて見入ってしまった、ドイツの演出家集団リミニ・プロトコルの「ドキュメンタリー演劇」、『カール・マルクス資本論、第一巻 東京バージョン』の放送は、複数の個人の語り、記憶と、テキストや歴史が折り重なって、観客も参加する「声」の時空が、理想としてぼんやり思い描いている「受け手を巻き込んでこその、有意義な作品の在りかた」に重なる部分があり、とても刺激的な時間だった。