マグカップになみなみと注がれていたグァテマラコーヒーがゆっくり冷め、外の光がゆっくり穏やかになっていく、夕方の喫茶店

体操、マッサージ。普段、仕事場で事務仕事をするだけの日よりは、少し装いを気づかって、髪は編んでから纏め上げ、ガラスのドロップイアリングとスカート、薄手ニットのカーディガンを紫系のグラデーションにする。

午前中は、しっかり仕事。残りそうな仕事は、この数日で少し手が空いた仲間が引き継いでくれて助かったし、自分でも、次の予定にぎりぎり間に合うように用事を切り上げられた。
午後は、あるライセンス更新のための講習会。遠方から駆けつけた友人と、会場で会う。荒れる山林、放棄される農地、生物のバランスを欠いた増減―第一次産業や農山間部の生活には関係ないからと遠い他人事にはしておけない筈の、切迫した状況。講習会後も、「害獣駆除」「外来生物の殲滅」「生態系の管理」といった考え方が、人間の手前勝手でおこがましいには違いないとしても、何ら手を打たず放置しておいてよい状況なのか、土地管理制度の問題だったのか等々、友人と喧々諤々。
帰路、家業の事務仕事の手伝い。手早いと驚かれたが、家族が同じ作業に大幅な時間を掛けているとしたら、その非効率が気になる。もっと手伝ってあげないと。