綴りかた日記

はてなダイアリ―から移行しました(2019.02)

路地から飛び出して坂道をわたる、まだ小さい猫の影の1.5秒

体操、マッサージ、石を入れたお白湯を持ち歩く日課
お弁当は、また手抜きながら一応準備。保存用のライ麦パンとピーナツバター。昨日のチリコンカーン風。市販の野菜ジュース。胡瓜スティックとミニトマトには軽く白梅酢をかけ、食べる直前にオリーブオイルをかけるようにした。保冷バッグで持ち出し、仕事場に着くとすぐ冷蔵庫に入れておいた。それなりに爽やかな夏の昼食。
昼の胡瓜は青果店で買った、よくある胡瓜だが、夕食に切った胡瓜は意外だった。そのへんで苗ポットに入ったまま放置していたら勝手に実ったのを家族がちぎってきたのだが、身が長く伸びずに、丸い。ちょっと曲がった胡瓜ぐらいなら何の疑問も持たないが、これは何の野菜かも分からないほどで、かなり怪しげな外観。なのに切り口は胡瓜に違いないうえ、市販の胡瓜より多少水っぽいかもしれないけれど、歯ざわりはよほどしゃきしゃきして、いかにも新鮮な、もぎたての味がした。ミニトマトや茄子ぐらいは、もの心ついた頃から家でもプランターで育っていたけれど、「産地直送」の新鮮さがどれだけ、他の要素にも勝って美味しさに影響するか、価値を思い知らされた気がした。―そういえば七夕には、雨降りにならぬよう瓜を食べないとの言い伝えがあるけれど、胡瓜だし、もとよりお天気もさえなかったのはご愛嬌というところだろうか。

仕事は通常どおり電話とパソコンに釘付けの応対の他に、何度も気軽に来訪客にお茶を出して歩き回る余裕もあり、中長期的に使う規約文書の案を練ったり、調べものをして見聞を広めたりできたのも良かった。帰宅前には、家業の手伝い少々。

山羊座で満月の月食なので、心を静めて、でも自分にとって好ましい事柄に突拍子もないほど想像力を巡らせ、「未来の7月7日の日記」をノートの一ページに万年筆で書いてみた。